5月26日(土)田植えNew!

(社)農村環境整備センター主催 第3回田んぼの学校企画コンテスト 金賞(企画賞)受賞

応募文:企画名「共生、驚声、叫声!? 耕作放棄地を救う子ども会のチャレンジです!」

グループ名:やまばと子ども会/子ども育成会(山形市鳥居ヶ丘地区)
協   力:佐藤恒雄(農地所有者、住職。山形市七ツ松在住)
後   援:山形県土地改良事業団体連合会、山形県キャンプ協会

  私たちの住む人口26万人の山形市は、近隣住民の流入で中心部の人口が増えているため、農地が減少しておりますが、逆に山間地は耕作放棄地が増えています。私どもの子ども会は市内中心部にあり、農家が一軒も無いところです。
 かつて日本が貧しかったころ、子どもたちは自然を相手に遊び、そして、遊びを通して「生きる力」を覚えました。また、おとなや先輩たちから「人情」を学びました。しかし、いつの間にか人々は心を見失い、心も、体も、暮らしも荒廃してしまいました。また、日本の農業も同様に病んでいて、山形も例外ではありません。都市部住民(=消費者)は、農業に興味がない。そして、高齢化、後継者不足の農業には、元気の兆しがない。そのため耕作放棄地が増えて、水源の荒廃、農村の衰退が進行しています。
 この状況を少しでも打破しようというのが、今回の企画です。農業体験のない地域と、場を提供してくれる山間地が交流して、耕作放棄地を舞台に食農教育を行う試みです。
 離農、高齢化の進行している山間地に飛び交う、子どもたちのはしゃぐ声と喜びの声。そして、収穫の喜びを分かち合う様を、連想してみてください。それは、かつての日本の農村です。かつての農村風景を再現し、忘れられた人の心を呼び覚まそうというチャレンジです。