(ルール) ○シャード ・他人がシャードを持っているかどうかはわからないが、  加護を使った場合、誰がどの加護を使ったかクエスターにはわかる。 ・シャードをぶら下げていても、宝石だと言い張ることはできるが、  クエスターやソーサラーには知覚判定で見破られるかもしれない。  加護を使用した場合、宝石だと言い張ることは不可能。 ○エンチャント  敵の位置や出現タイミングがわかってるなら、エンチャントをかけておいていい。 ○戦闘中の待機 ・基本はD&D方式で、カウントを遅らせた場合、次ラウンドもそのカウントを使用する。 ○情報収集特技  いずれのハンドアウトに対しても、プリプレイで使うことも可能です。 ・《事情通》  セッション前に使う場合は、ひとつの質問のみ受けつけることにします。  達成値は、加護の使用を宣言しない限りダイスチャットで振ります。 ・《預言》《デジャ・ヴュ》など  回数以内なら何度でも使えます。 (列車内)=================================== 機関室||特等客室−※−廊下−※−廊下−娯楽室−食堂−三等客車−貨物室            |    |           一等客室 二等客室 ※……衛兵が番をしている。 一等客車=二等客車間の衛兵はそれほど厳しい警戒をしているわけではなく、 「一等客車に知り合いがいる」と言えばすんなり通してくれる程度。 ・走行中に機関室へ行くことは不可能。  屋根を伝うしかないが、スピードが出ている場合はほぼ無理。 (タイムテーブル) ○1日目朝:エルマの街を出発 ○1日目昼 ○1日目夜 ○1日目真夜中 ○2日目朝 ○2日目昼:バルトロマイ到着  4シーンに1シーンは睡眠をとること。さもないと、全判定ペナルティ−2がつく。 (情報屋)===================================  以下の四名。  もちろん、それぞれに立場などがあるので、注意して使ってください。 ジャン・ジャック・ジェローム子爵  酒場にいる情報屋。  40代後半、口ひげを生やし、丸眼鏡をかけた紳士。  裏社会に詳しいのだそうだ。 「私は、丸くてきらきら光るものがなにより好きでね」  「情報表」の価格に従って、情報を手に入れることができる。 早耳フリオ  10代前半、黒人の靴磨き。  職業柄、いろんな情報を仕入れる。 「なんでも聞いてくれよ、兄ちゃん(姉ちゃん)!」  「情報表」の十分の一の値段で情報を売ってくれる。  ただし、情報の精度は保証しない。 セルマ・ファーレイ  20代後半、黒髪の美人占い師。  よく当たると評判だが、預言の内容は象徴的で、意味をつかみにくい。 「耳を澄ませてください。……ほら、声が聞こえてきませんか?」  10Gで情報ひとつを占ってくれる。  ただし3セッションに1回しか利用できない。 旅の商人グラス  20代後半〜30代前半、金髪の白人。それなりにハンサムだ。  ミッドガルドの隅から隅まで飛びまわっている、とのこと。 「帝国貴族にも顧客がいるから、それなりのことはわかる。  情報料? ……ああ、カネはいらないよ。  こう見えてもゴルトには不自由してないんだ。  その代わり、おもしろい情報をくれないか」  PCの提示する情報ひとつにつき情報をひとつ教えてくれる。  (「情報表」で同価値の情報を与えてくれる) (情報表)  達成値は《事情通》使用時のもの。  《事情通》に《ヘイムダル》など自動成功加護を使った場合、  2d6を12として達成値を導出すること。  価格は、情報屋を使用した時のもの。 ○達成値10(50G):一般的な知識。少なくとも相当数の地元住民に知られた情報 ・著名人の情報。 ・はやりの噂話を聞きつける。 ・地元を治める市長の酒飲みとしての評判。 ・強い力を秘めた神秘の地に関する一般的な伝説。 ○達成値15(500G):一般的ではないが、入手可能な知識。       その地域の、ごく一部の人だけが知っている。 ・帝国の軍備 ・地元の司祭のいかがわしい過去。 ・強力な魔法のアイテムにまつわる伝説。 ・男爵の娘が陰でいかなる犯罪をやりおおせたかを突き止める。 ○達成値20(1000G):世には知られていない知識。       知る者はほとんどおらず、入手困難。 ・ある騎士の家系の歴史。 ・たいして重要でない神秘の地や魔法のアイテム。 ・都市の住人のうち、いったい誰が真の黒幕なのかを見極める。 ○達成値25(情報屋利用不可):まったくというほど世に知られていない知識。 ・強力なウィザードの子供時代のあだ名。 ・取るに足らない魔法のアイテムにまつわる歴史。 (ワールドガイド)============================== 冒険の舞台はミッドガルドです。 数十年前から帝国が他国への侵略を始め、ウェストリ王国は滅ぼされました。 帝国のもたらしたカバラ技術は、人々の暮らしを豊かにし、 交通の便を改善し、闇夜のもたらす危険から人々を守ります。 しかし帝国は、「文明」の発展や軍隊の増強のため、木々を伐採し、自然を破壊します。 また、彼らは人間による人間の国家を目指しており、 帝国の中ではシリウス、ザウルス、オウガなど、 人間とかけ離れた存在は差別されがちです。 (力が強いので、低賃金の肉体労働者としては歓迎されます) カバラ技術の依存は、人間の自然に対する抵抗力を奪います。 さらに、少数の学者によれば、クリスタルは周囲のマナを使用し、 結果的に奈落を生み出すと提唱しております。 アカデミー非公式のこの学説は、反帝国勢力のプロパガンダに利用されてはいますが、 彼らのほとんどが、反乱活動にカバラを利用している現状を鑑みるに、 彼らが学説を本気で信じているかどうかは疑問でしょう。 反帝国勢力の代表はプリムローズです。 指導者ハンス・ウィルマーが興した学生運動を、 滅ぼされたウェストリ王国の残党や、 人間以外の、帝国に虐げられている異種族が支持しできました。 彼らは各地でテロ活動を行っています。 近々行われる真帝国二千年祭でも、なんらかの活動を起こすものと思われております。 彼らの資金源として、よくゼネラルマテリアル(G=M)社や、 ウィンカスターの統治者グレゴリー・ダーニング伯爵が挙げられますが、 根拠のない風聞にすぎません。 次回は奈落についてお話しします。 (宗教)============================= こんにちは、司教のニコラ・ダイクです。 今日は、臣民の皆さんが信じている『帝国神教』についてお話しします。 信仰対象は機械神(デウス・エクス・マキナ)です。 二千年前の世界は、巨人族アルフと、トールやフェンリルといった 古き悪霊たちが相争う不毛の時代でした。 その時代を憂いた、ロキという悪霊の中でも比較的善良だった者が、 我らが機械神を天より呼び出したのです。 機械神は人間の神として降臨し、悪霊たちを打ち負かし、 アルフを星々の牢獄へと追放したのです。 悪霊たちは改心し、「シャード」や「クリスタル」の形で 皆さんの役に立っていることはご存じですね。 クリスタルから発展したカバラ技術は、魔力のない者にも魔法の恩恵を与えてくれます。 これは、悪霊たちが占有していた魔力を皆に分け与えようという、 機械神による取り計らいなのです。 ですが! 悪霊たちの中でも、機械神に対し頑強に抵抗し続ける者が、 シャードの姿を取って邪心を吹き込もうとします。 彼ら異端者は罰せられなければなりません。 彼らの姿を見たら、最寄りの帝国の兵士か、私のような司教に通報するようにしてくださいね。 (エモナ村)=============================  *カバラは絶対に安全です!* どうも、研究所員のブルーノです。 ウィンカスターには買い出しにやってきています。 エモナは、ウィンカスターより、車で北に1日ほどの村です。 反帝国組織が「カバラの有害性」なんてものを説いてまわってるせいで、 拒絶されることも多いのですが、この村では幸運にも住民の方々の理解を得ることができ、 カバラの研究所を建てさせていただきました。 (エモナに機械神の祝福あれ! と、ブルーノは天を仰いだ) 拒絶される原因として、「研究所と村との軋轢」なんてものもありますが、 ここエモナでは、従来の強圧的なやり方を抑え、 地域密着型の研究所の在り方を模索しております。 カバラは安全クリーンなエネルギーですから、 村に迷惑をかけることは絶対にありません! 是非とも一度、地域密着型のカバラ研究所に来てください。見学大歓迎! (村の特産、カバラまんじゅうもよろしくお願いします。  見学者に機械神の祝福あれ! アーメン) (女性の声)============================= セ……てはダメ……奈落……。 (大陸横断鉄道)============================= 私はコーネリア・バルザーニ、コルナって呼ばれてるわ。 案内の者がいないので、代わりに社長令嬢である私が、直々に説明してあげるわね。 大陸横断鉄道は、G=M社が作り上げた、 グラズヘイムから西へ西へと伸びているカバラ動力の列車よ。 線路の敷設と帝国の版図はほぼ一致していて、現在はウィンカスターまで続いているわ。 でも、アースメギン川の奈落侵食により断線しているから、 事実上の最西端は、ウィンカスターの東、エルマと考えていいわ。 あなたたちがバルトロマイまで鉄道を利用する場合は、エルマから乗ることになるわね。 エルマ−バルトロマイ間は、『嘆き野』と呼ばれる荒野を突っ切ってるわ。 前後にある戦闘車両とゾルダート一部隊が、 強盗やクリーチャーといった危険から、乗客を完全に守っているのよ。 ちょっと眠っていれば、すぐにご到着ってわけ。 約20両編成で、車両は以下の通りよ。 (GM註)   ハンドアウト2を選択した場合、君たちは、すでに三等列車のチケットを持っている。   ふさわしいコネを使うか、余分に所持金を支払うことで、   より上等な客室を選択してもよい。   料金はひとりあたりのもの。 特等客室(1000G):帝国貴族などが利用する、豪華な客室。 一部屋が居間くらい大きくて、暖炉もついてるわ。 広いのがいいけれど、ちょっと旅って感じがしないわね。 一等客室(500G):一部屋が完全な個室になってて、トイレ・バス完備よ。 レストランでは、普通の酒場・食堂と同じ料理が楽しめるわ。 一番人気はステーキよ。 食べすぎると、私の兄みたいにぶくぶく太ってしまうわよ。 二等客室(150G):四人掛けのキャビンで、折り畳み式のベッドがついてるわ。 一応食事は出るわね。パン、コーヒー、チーズだったかな。 トイレは、車両で共同のを使ってね。 ああそうそう、誰が同じ部屋になるかはわからないからね。 三等客室(50G):名前ばかりで、客室なんかないわよ。 板張りの椅子に我慢して何時間も何日も座ってね。 トイレ? ああ、駅でするか、窓からするんだって。 下品ったらありゃしないわ。 貨物室(1G):人間が運ばれるところじゃあないわね。さすがに。 これとは別に、カジノなどのプレイスペースもついてるわ。 ……あ、もう船が出るみたい。 どこへ行くんだって? ああ、ちょっと西に新航路を開拓しに行くのよ。 お互い生きていたら、また会いましょ。 じゃあね! (ミハイル) ミハイルに興味を示した者は、以下の3人である。 なお、以下のメンバーは、公正なるダイスの結果選ばれたのであり、 故意に選んだわけではないことを機械神の名において約束しよう。 旅の商人グラス(報酬:なし/一等客室)  20代後半〜30代前半、金髪の白人。それなりにハンサムだ。  荷物はボストンバッグだけで、商品は貨物室に積まれているとのこと。  なお、商品は、「東西で差益が出る物ならなんでも」とコメントする。 「そんな年齢でアカデミーの卒業生か。  護衛は必要ないが、まあ、キルシェでずいぶん儲けたし、  話し相手くらいになってくれるかい?」 “聖ダラー”ダラー・バルザーニ(報酬:1000G/特等客室)  司教。ミッショナールとゾルダートが3人ずつ護衛している。  アラブ系、肥満した汗かきである。  バルトロマイの聖母降誕祭を見物したあと、  そのまま積層都市イスカンダールまで向かうそうだ。  バルトロマイまでの護衛に快く承諾してくれる。 「おうおう、かわいい子供だな。よし、私の部屋に泊めてあげよう。  護衛? うむ、そうだな。私の言うことをすべて聞くなら、報酬もあげよう。  いいね、私の言うことに逆らってはならないぞ。司教である私のな」 エリカ・スチュアート大尉(報酬:なし/二等客室)  20代前半のかわいらしい女性。  報道部隊の人気キャスターで、最前線の模様を撮影し、  帝国軍の脅威を全世界に知らしめている。  なお、報道部のカメラ(ゾルダート)とディレクター(ミッショナール)が同室。  聖母降誕祭の取材にバルトロマイへ向かう途中であるが、  ひとりが風邪をこじらせ、エルマの街に置き去りになっているようだ。 「ちょうどキャンセル出ちゃったし、乗せてあげる。  バルトロマイまで仲良くしましょうね」 (奈落について)============================= こんにちは、報道部のエリカ・スチュアート大尉です! 本日はよろしくお願いします! ええと、奈落について……でしたね。 奈落とは、帝国歴500年から現れた、巨大な裂け目です。 そのほとんどが帝国領に現れることから、 古代の戦いで生き残った悪霊の生き残りの仕業などと考えられておりますが、 具体的な発生原因などは、なにひとつわかっておりません。 マナの過剰な消費によって奈落が発生する、だって? あはっ、それは、アカデミーではすでに撤回された学説ですよ。 しかも、提唱したウィザードの調査不足や、 プリムローズとの癒着が明らかになったんですよ。 『アカデミック・アカデミー』誌の1986年8月号をご覧ください。 ええと、コピーのあまりがあったかな……。 でも、ホンットに困りますよね。そういう風説って、いつまでも残ってしまう上に、 反帝国組織じゃいつまでも使われてしまうんですよ。 私、プリムローズの人に言ってやりたいんです。 「科学で勝負するなら、少しくらい科学を学べ!」ってね! (聖母降誕祭)============================= こんにちは、ニコラ・ダイクです。 皆さんは実に勉強熱心ですね。よろしい、聖母降誕祭についてお話ししましょう。 聖母降誕祭は、次代の聖母(ノイエ・ケルン)を生み出すための儀式です。 儀式は、聖務枢機卿アルフレッドが執り行います。 皇女の中からひとりが聖母候補者として選ばれ、 聖母降誕祭を通じて聖母(ケルン)となるわけです。 皇女は処女が原則で、代々の皇帝は、聖母が処女のまま身ごもります。 なお、今回の聖母候補者は、マリエル皇女殿下です。 (GM註:皇女マリエルの肖像画は、帝国臣民なら持っている可能性が大きいですが、 帝国外ではほとんど手に入りません。 例えすれ違ったとしても、本人と気づかない可能性が高いと思われます) 現在の皇帝はグスタフ・ヨーゼフU世。 アルフレッド枢機卿が皇帝の意志を皆さんにお伝えするため、 「沈黙の大帝」などと呼ばれております。 グスタフ・ヨーゼフU世陛下も、前代の聖母がお産みになったわけです。 (帝国の権力構造)============================= 俺はオステン・ブリュッヘル、大佐だ。英雄? ……そんないいもんじゃあないさ。 さて、本日はおまえたちに、帝国の権力構造について話したい。 帝国権力は、アルフレッドとマクシミリアンの派閥に二分される。 ○軍務枢機卿マクシミリアン 熱心な帝国神教徒で、銀十字軍以外の帝国軍を一手に握っている。 「機械神国家による世界統一」を掲げ、西方への拡大を推し進めているんだ。 ○聖務枢機卿アルフレッド 謎多き人物で、教会の儀式を取りしきっている。 彼は、皇帝グスタフ・ヨーゼフ二世の代弁者としても知られているな。 (GM註:エイリアスは帝国貴族以上の階級にしか知られておりません) ○グーデリアン家 帝国名門の家系だ。 頭首グレゴール・グーデリアンの息子ヴィルヘルムは、銀十字軍の指揮官だ。 銀十字軍は元来、皇帝の親衛隊として設立された。 この軍には、人間・亜人問わず、優秀なエリート軍人のみが入ることができる。 銀十字軍と帝国軍の仲は悪いんだが、それには理由がある。 銀十字軍は、最初のうちは「実戦を経験させる」という名目で前線に出てたんだが、 次第に、少数精鋭の決定力として認識されてきたんだよ。 さらに、グレゴールのおっさんの根回しで、 最新の装備は帝国軍より先に銀十字軍にまわされるようになった。 その上、銀十字軍は独自の軍事裁判所を持っていて、 帝国軍の軍法じゃ裁くことすらできないのさ。 帝国の軍人が、奴らを嫌うのもわかるだろ? だからグーデリアン家と、軍務枢機卿マクシミリアンとの仲も悪い。 そこで、グーデリアン家は後ろ盾を得るため、アルフレッド枢機卿に近づいたんだ。