参 加 し て の 感 想  P42
◇中央が車道ではなく広い歩道になっている大通りを、夕方になるとおしゃれに着飾った老夫婦が腕を組んで散歩する。そういう大勢の地元の人達にまざって我々も街歩きを楽しむ。「そうか、まん中を歩道にすればいいのか。」
 このようにして楽しい街を体験しながら、街づくりの工夫を学び、3年で楽しむ方は皆さんすっかり身に付けられたと思います。次は学んだ工夫を山形での実践に結びつけていくことと思います。来年の海外研修はそこを意識しようと思います。

(堀   繁)
 
◇今回、スペインの研修旅行に同行させていただき、たくさんの貴重な体験をさせていただきました。見る物すべて新鮮で、特に、サグラダフアミリア教会は、まるで人間が造ったとは思えないほど壮大で繊細に造られており、そのすごさに圧倒されました。スペイン料理は、どれもおいしくて安くて、毎日幸せでした。ぜひぜひまたいきたいです。
 最後に、堀先生はじめ、お世話になった方々、本当にありがとうございました。

(堀 絵里佳)
◇豊かさとは何か:歴史と文化、人間気質の違いを考えさせられた。石と木造、石畳とアスファルト、人と車の優先度合、in(4畳半)とout(テラス)、オリーブと松の木、チーズと納豆、ゆったりくつろぐ人とアクセク足早に過ぎさる人達、身振り手振り表情豊かな人間性…絵になります。 ◇即実践を:時間が磨きあげた景観のすばらしさを山形にぜひ生かしてみたい。(小さなことでも)街角のテラスでコーヒー(ビール)を飲みながらくつろげる"まちづくり"を実現したい。◇感謝と乾杯:堀先生に感謝を。シエラネバダ山脈とアルファンブラ宮殿に乾杯。

(板垣 寿弥)
◇スペインにはシエスタという結構な習慣があり、昼の3、4時間たっぷりとって食事と昼寝を楽しむ。「人生は楽しむものなり」の思想がスペイン人の深奥にしっかりと根付いているのだろう。それは町の歩道や広場づくりにも反映されている。店先に置かれたテーブルに座り、ワインを飲み、街の景色を楽しみ、通りかかる人と見る見られるの関係を楽しむ。そうやって街に溶け込んだ一時を味わってきた。山形に創り、楽しみたい空間である。

(粕谷 政雄)
◇初めてのヨーロッパ旅行で、ローマ時代からの歴史遺産がそのまま残っているのに驚かされた。また、石造りの街並みと広い広場・広い歩道と道路、そして路側に駐車している車の数。広大な緑の少ない大地・オリーブオイルをベースにしたおいしい料理とワイン(特にカバ)。
 堀先生・小関さん、管理課の皆さん、ほんとに楽しい研修を感謝します。来年は、少人数の自由研修日をつくれば負担も減るでしよう。最後に娘が皆様にお世話になり感謝します。

(堀  寛)
◇スペインでは日本の不平等条約の改正への過程にも景観が係わっていることを学びました。景観もその地域の政治、経済、文化が密接に関わっており、景観を学ぶ事は歴史や文化も学ぶ事です。人間も40で初めて自分の顔が出てくると言われ、景観も地域の歴史を物語っています。スペインはどこも非常に学ぶところがあり、アンダルシアのリゾート地視察では景観に配慮した街づくりが印象的でした。堀教授には大変お世話になり心から感謝とお礼を申し上げます。

(熊谷 邦彦)
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