11月2日(土)  (コスタ・デル・ソル)  P38
マラガ・ホテル(9:15)[バス]→ミハス→コスタ・デル・ソル(フエンヒローラ)→昼食・マラガ(13:55)[IB-221]→(14:55)マドリッド[バス]→ホテル→自由視察→マイヨール広場集合・夕食(20:00)

 研修も本日が最終日。コスタ・デル・ソルの青い海とも今日でお別れと思うとちょっと寂しい気分。ミハスに向かってマラガを出発しました。

1 マラガ〜ミハスに向かう車窓からの風景
@ 公共建築について

写真1 いかめしくない警察署
 警察署のように固いイメージの公共施設も美しく景観としてつくられています。前庭があり疎に植えた植栽。芝生を中心に美しく見せる工夫を行い日本のように植物で建物を隠さない。建物の壁の色も淡い黄色を使って明るくてエレガントに仕上げています。
 良い建物は隠す必要もないし、むしろ町の景観としてイメージアップにつながるようです。美しく見えていれば「私の町は良いところです」と、みんなが自慢したくなります。視対象として耐えられるデザインであることが前提ですが。

A たっぷりと余裕のある道路計画


写真2 たっぷりと余裕のある幹線

 
 幹線道路はたっぷりと余裕をもった造りをしながら、動脈としてスムースに車を通していくのが基本です。

2 ミハス

写真3 白い町ミハス

マラガから30分程度の山間にある白い町、ミハス。傾斜地を恐れずにうまく造られています。崖地に張り出して邪魔者を無くし、互いが海岸の良い風景を楽しめるような工夫がなされています。建物の壁色が白で統一されており、青い空と白い町のコントラストが光ります。

3 i(アイ)


写真4 i(アイ)の看板とiでもらったミハスの地図
 スペインはi(アイ)というインフォメーション施設が観光地の中心にあります。地図なども無料でもらえますし、わからないところなども親切に教えてくれます。ただし私たちの会話は、当然ボデイ ラングエッジですが。

4 公共施設と民間施設が織りなす立体空間
    〜プラザ デ ラ パズ〜
 公共施設と民間施設が明確に区分されている日本と違い、広場は公共で整備し、その周囲に民間の店などが立体的に並んでいます。互いに遮蔽したり分離したりすることはありません。コンパクトな中に、変化に富んだ景観構成が生まれます。
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