10月28日(木)(エクス・アン・プロヴァンス)  P41
 ランボー公園→市街探訪(グラネ美術館・ミラボー通り等)

1 ランボー公園
 午前の研修を終え、各自勝手に、サンドイッチと飲み物を好きな店で買って、ランボー公園に行き、青空の下で、昼食を取る。
 開放感のある公園でボール遊びに興じる子供たち、ベンチで語らうアベック、芝生に座り談笑するするグループ。
 人それぞれに、公園の中に自分の空間を見つけ、自分なりに気持ちの良い昼のひとときを楽しんでいる。
 何気ない公園にも日本の公園とは違った整備手法が取られている。
 その一つが植樹、樹木の配置である。
  ○樹木の本数が少ない。
  ○不均一な間隔で植樹されている。
  ○ポイント的に樹木を密植させている。
これにより、樹木の少ないところと樹木の密植しているところとのメリハリがつくことになる。(写真1)

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     写真1 樹木の配置

 これに対し、日本の場合は、等間隔で、1.5m程度の密な間隔で配置されることが多い。これは、平面図を見ると見栄えがするが、そのまま施工すると、うっとうしさだけが残ることになる。
 公園に足を踏み入れたときに、雰囲気の良さが実感出来る計画、施工とすることが大事である。
 もう一つは、園内のアンジュレーション(うねり・起伏)である。この公園の芝生広場は、園路から土羽で20〜30cmの不均一な高さで盛り上げ、

 
微妙な地形のうねりを取り入れ仕上げられている。これにより、柔らかさが生まれ、利用者は身体的に落ち着いた雰囲気を感じることになる。(写真2)

  写真2 芝生広場のアンジュレーション

 どちらかと言えば、日本では、園路と芝生広場の境界を縁石ブロックで明確に分離し、広場をフラットに施工する場合が多い。
 また、アンジュレーションを取り入れた計画とする場合は、公園の平面図を作るときにも、十分に配慮する必要がある。1/100の図面等では等高線を入れて作図しても、微妙な高さの変化は表現できないし、日本人の気質から一定勾配の直線的な味気ない施工となってしまう。
 従って、平面図に注意すべき所を矢印で引き出し、ポンチ絵等を利用した特記で示すのが、良い方法である。

2 市街探訪

○ミラボー通り

写真3 プラタナスの並木道と噴水

 ミラボー通りは、エクス・アン・プロヴァンスのメインストリート。片側2列(歩道の車道側と民地側)のプラタナスの大木、広場、噴水と、徹底的に、立派に、非常に印象深く仕上げている。
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