谷地のひなの歴史
地中海沿岸が原産地とされる紅花が、時の流れを経て、山形に伝えられたのは室町時代のことです。
そして、江戸時代に入ってからは、河北町(村山地方)が紅花の主産地として、名を上げるようになりました。
最上川の豊かな流れは、上方との交易を盛んにし、紅花豪商たちを生み出しました。
この谷地が誇った紅花の取り引きで、京都などからの上方文化がこの地に導入され、雛もそのひとつでした。
ここに伝わる数多くの享保雛や古今雛などは折紙つきの逸品で、美術書の巻頭を飾っています。
そのほかにも、御所人形・竹田人形・からくり人形・鴻之巣人形・押絵雛などがあります。
雛への供えは、この地方独特のものとして、春告げ魚とよばれている鰊や田螺・野老・あさつき・慈姑・鶏卵
岩海苔の巻きずしなどがあります。しかも、これらを日々新しく供え替えする心のこまやかさもあります。
さまざまな雛人形が収蔵されている紅花資料館
山形県河北町商工観光課 TEL.0237-73-2111
紅花資料館 TEL.0237-73-3500